■ ドメーヌ・ベッソン
テロワールを尊重した真摯なワイン造り - シャブリ地区の期待の星
ドメーヌ・ベッソンはシャブリで4世代にわたりワインを造り続けている家族経営のドメーヌです。
ドメーヌの起源は1902年。ウージェーヌ・ベッソンが僅かな土地でブドウ栽培を手掛けたことから始まりました。その情熱は息子のフェリックス、さらにはフェリックスの息子のアランに受け継がれ、新たに畑を買い足しながら
ブドウ造りを拡大していきました。
アランはドメーヌの改革に取り組み、グランクリュ畑ヴォデジールの区画を購入し、醸造から瓶詰めまでを行える 近代的なワイナリーをつくりました。今日、アラン・ベッソンは、4代目となる二人の子供たち;アドリアンとカミーユにワイン造りを伝えています。娘のカミーユは醸造学を習得し、父親のアドバイスのもとで醸造とマーケティングを担当、息子のアドリアンは主にブドウ栽培を担っています。
若き4代目が参画するようになってから年々クオリティも向上し、シャブリ地区の期待の星として注目を浴びるようになってきました。
現在、所有畑の総面積は21ヘクタールで、シャブリの4つの格付け(シャブリ・グランクリュ、シャブリ・プルミエクリュ、シャブリ、プティシャブリ)のワインを造っています。
アラン・ベッソンは、細心の注意を払ってブドウを栽培し品質の高いワインを造ること、そしてそれを子孫に受け継ぐことを大切にしており、収穫から販売までの全プロセスを家族で行っています。
ブドウ栽培においてはリュットレゾネを実践し、最適な状態に熟したブドウを収穫するために水はけや日照にも気を配っています。醸造においてはブドウの個性を表現するために、それぞれのクリマを尊重するワイン造りを心掛けています。格付け畑については、それぞれのテロワールの特徴を忠実にワインに反映すべく、畑区画ごとに醸造し、プルミエクリュは12~18ヶ月間熟成。 グランクリュは、18ヶ月間澱とともに熟成しています。
圧倒的なシャルドネの果実味に適度な酸味が調和して、シャブリの概念が変わることでしょう。
■ 受賞歴
2013 Chablis, Vaillons, 1er Cru : ブルゴンディアコンクール銅賞
2012 Chablis, Les Clos, Grand Cru : 独立醸造家系コンクール金賞
2012 Chablis, Mont de Milieu, 1er Cru : ブルゴンディアコンクール銅賞 など